国際的合意

人権問題を扱う国連総会第3委員会で死刑執行の停止(モラトリアム)を求める決議案が賛成99、反対52、棄権33で初採択されましたが,死刑制度のある米国や日本は反対票を投じました.

神余隆博次席大使は,「日本では、国民の大半が最も悪質な犯罪には死刑を宣告すべきだと信じている。死刑制度の廃止に向かうことは難しい。死刑廃止に国際的な合意はない」と仰有いましたが,「国際的合意」があるという基準は何でしょうかね.

「(日本)国民の大半が最も悪質な犯罪には死刑を宣告すべき」と考えている,という理由だけで十分ではないでしょうか.(どの程度の日本国民が死刑を容認しているかどうかは別にして)

少なくとも国連総会の多数決によって採択された決議案は,「国際的合意」ではないと考えておいでのようです.もし本会議決議として採択された場合は,どのように判断されるのでしょうか.

日本政府は,国際連合総会で採択された「国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約(国際組織犯罪防止条約)」の履行のために共謀罪を成立させようとしてますが,国際条約でないと「国際的合意」としては認められない,ということでしょうか.

よくわかりません.

「国際的合意」なんてもっともらしいけどいい加減な言葉を不用意に使うと,「国際的合意」なしに戦争協力していいのか,○○するのに「国際的合意」は得たのか,なんて突っ込みどころ満載になってしまいます.

学級会でみんなが話し合って決めたことは守ろうって私たちは教わったと思いますが,全校的合意は形成されていないので僕は決定に従いません,その決定には何ら拘束力はない,学級会をボイコットします,生徒総会から脱会します,とかOKだよ,って,米国を見習って「時代にあった」教育をこれからは進めなくてはなりません.

私としてはそれは大変困ると思うし,全国民的に合意が形成されているとは思いませんので,ご免被りたい.

参考までに.

2005年に内閣官房が行った調査では、日本人の80%強が死刑を支持している。また、50%強が死刑は犯罪抑止に有効であり、殺人に対する正しい処罰と考えている。断固死刑に反対との意見はわずか6%であった。

よろ↓

カテゴリー: ねこまたぎ通信 パーマリンク

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください