アブグレイブの虐待被害者、尋問担当の民間業者を訴え

2004.07.28

Web posted at: 13:26 JST – CNN

ワシントン(CNN) イラクの旧アブグレイブ刑務所で米兵や米軍の民間請負業者に虐待されたとするイラク人たちの弁護団が27日、虐待を行った尋問官らが所属した民間業者2社を相手取り、ワシントンの連邦地裁に訴えを起こした。

イラク虐待被害者の会(ITVG)の弁護団は、イラク人5人の代理として、米軍から尋問業務を請け負っていたCACIインターナショナルとタイタン・コーポレーションの2社を訴えた。損害賠償の請求については、今のところ言及していない。

訴えによると、拘束され虐待された原告5人はテロリストや過激派ではなく、聖職者とビジネスマン、タクシー運転手、主婦ら。5人とも法的手続きに拠ることなく拘束され、罪状も明示されないまま起訴されずに釈放された。

訴えは、この5人に対して、2社の職員が尋問と称して(1)殺人未遂 (2)腕や手首で吊るした状態で殴打 (3)裸にされ冬の屋外に放置された (4)うずくまった状態で縛られ、大音量の音楽を長時間聴かされた (5)長期間にわたり食事や水を与えられなかった (6)放尿された (7)全裸など辱められた状態で写真を撮られた (8)他の収容者が強姦など性的虐待を受ける様子を目撃させられた (9)家族が暴行される姿を無理矢理見させられた――などの行為を繰り返したとしている。

ITVGのエドモンド弁護士は、「依頼人のひとりは、尋問官が頭に銃を向けてきたと話している。依頼人の頭に銃を押しつけ、何度かひきがねを引き、尋問官が求めていることを言わなければ、首を切ると脅したと話している」と述べた。

エドモンド弁護士はさらに、虐待事件が多発していたとされる時期にイラク内の収容施設責任者だったカーピンスキー准将(現在、停職処分中)について、「依頼人のひとりは、自分が虐待されていた時、たまたま頭にかぶせられた袋が外れていたので、現場にカーピンスキー准将がいて、一部始終を見て笑っている姿をはっきり目撃したと話している」と語った。カーピンスキー准将はこれまで、刑務所内での虐待について何も知らなかったと話している。

CNNは准将に繰り返し、取材を申し込んでいるが、返事を得られていない。

提訴されたCACIインターナショナルは、「訴えの内容を全面否定する。うその証言や意図的な事実わい曲を元にした、悪意と欺まんに満ちた悪質な訴えだ」と強く反発するコメントを発表した。

 

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